過払い金返還請求を依頼する時の費用

過払い金返還請求は司法書士や弁護士などのプロに依頼することが多いものですが、依頼をするとなるとやはり費用がかかります。そのため依頼前にはどういった費用がかかるのかということを明らかにしておくべきなのですが、それでは過払い金返還請求を依頼するとしてかかる費用はどういったものがあるのかというと、これは主に三つのものが挙げられます。まず一つ目となるのが着手金で、これは「これから返還請求を始めます」という段階で発生します。成功するか失敗するかは別として、案件に着手することで発生するものですから万が一過払い金返還請求が成功しなかったとしても発生する部分で、相場は4万円ほどとなっています。

次に二つ目が基本報酬で、これは「返還請求に成功しました」という段階で発生します。着手金は絶対に発生するものでしたが、基本報酬に関しては成功した段階で初めて請求される物です。これも相場は4万円ほどですから、着手金とさほど変わりません。そして最後の三つ目が成功報酬です。

請求されるタイミングが返還請求成功時であることから基本報酬と混同されがちなのですが、成功報酬は基本的に帰ってきた過払い金の額の一定割合で計算されます。相場としては返還額の2割程度ですから、10万円帰ってきた時には2万円ほどが成功報酬ということになるでしょう。ただ過払い金返還請求の際にチェックしておきたいのが、果たして赤字になるかどうかというところです。例えば今の10万円が帰ってきたケースで相場に照らし合わせてみると、弁護士や司法書士に支払う費用が4万円+4万円+2万円=10万円となり、結局収支ゼロ円になってしまいます。

そのため利益が出るかどうかというところも判断基準のひとつとしておくようにしましょう。

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